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2016.03.21
こどもが面会交流を拒否するメカニズム
面会交流の申立をすると拒否されたり、反対に拒否を望まれる方がいます。最近「子の意向表明権」が家事事件手続法に規定されたこともあり、子の意向というのは「真意」として分析される傾向にあります。表面的には,洗脳されている,忠誠葛藤がある,PAS(片親疎外症候群)である,という主張が出ることが…続きを読む
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2016.03.19
面会交流の権利性
最近,レベルの高い弁護士が面会交流の権利性を論じていましたが、従来の最高裁判決の調査官解説では、面会交流は権利ではなく裁判所に対する処分を求める権利にすぎないと解されています。そして,近時間接交流に関する数次の最高裁決定でも面会交流の民法上の権利性については、避けながら説示が行われまし…続きを読む
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2016.02.07
面会交流事件の進め方
子の監護の事件の解決にあたっては、平成23年の民法改正後面会交流の占める重要性が高まることになりました。明晰に整理すると,ゼロか百か、という親権判断から、充実した面会交流で週2回などの面会交流で量的な問題にパラダイムシフトを図っていくことが重要であると考えられます。理念的には、面会交流…続きを読む
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2016.02.03
別れたあとはどうなる? 子どもと元配偶者の祖父母との関係について
離婚により妻が親権者となったにもかかわらず、夫側の祖父母が子どもを引き取りたい、面会交流をしたいなどと希望を出す場合があります。このとき、「離婚後も、夫側の祖父母と子どもの関係性は続くのか」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。名古屋駅ヒラソル法律事務所にも、時折こうした相談が寄せ…続きを読む
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2016.02.02
乳幼児の面会交流は難しい!
今日、面会交流を含む離婚訴訟が和解した。人訴、離婚調停、こどもの権利などのスタンスが合う裁判官のあっ旋によるものだった。この件は、父親による児童虐待のケースであったのだが、父親側について児童虐待についてどれほどの反省があるのかは疑問が抱かれるものであった。しかし、それにしても男女どちら…続きを読む
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2015.12.03
何が大切? 子どもとの面会交流で心得ておくべきことについて
離婚する際には、慰謝料や財産分与などさまざまなことが話し合われます。子どもがいる夫婦であれば、子どもの親権はもちろん、面会交流についても話し合う必要があります。名古屋駅ヒラソル法律事務所でも、離婚相談の際に面会交流についてのご相談をされる方は少なくありません。ここでは、子どもがいる夫婦…続きを読む
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2015.11.25
発達障害と面会交流
アスペルガー障害やADHDといったものは、自閉症スペクトラムという大概念に整理されました。わかりやすくいえば、定型発達と異なり、発達障害の場合は、発達の程度に「でこぼこ」があるという意味です。「でこぼこ」がありますので、得意なこともありますし、不得意なところもあります。自閉症スペクトラ…続きを読む
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2015.11.01
父親の存在とアタッチメント
アタッチメントは母親との関係でしか論じられていなかったといっても過言ではありません。父親との関係ではどうなるのでしょうか。こどもが4歳未満に死亡したり離婚したりしていなくなった場合,こどもの愛着は安定せず,愛着回避,愛着不安の傾向がみられるようになります。また、いじめや差別的取扱いを受…続きを読む
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2015.09.12
意外と難しい乳幼児との面会交流
乳幼児との面会交流面会交流について、10歳を超えるとこどもの意向が尊重されるものの、小さすぎても面会が難しいという事例があります。それは、意思能力や論理的思考ができない乳幼児にいえることです。トイレなどに非監護親が上手に対応することは、普段一緒に生活していませんから難しいとは当然です。…続きを読む
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2015.09.11
面会交流の旅費は、非監護親の自腹で養育費からもひける?
名古屋駅ヒラソル法律事務所の離婚弁護士のコラムです。さて、東京などの場合、子連れ別居で実家に移動されてしまいますと、面会交流にも旅費がかかることがあります。しかし、この旅費の負担は結構大変だ、といわれる方もいますし、名古屋からですと移動に不便という声も聴きます。当事務所では、養育費の特…続きを読む
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2015.07.12
調査官調査の可視化論を中心に―可児康則弁護士の論考に対する考察
愛知県弁護士会でもと同僚の可児康則弁護士が「面会交流をめぐる家裁実務の問題点」-調査官調査の可視化を中心に―を公表した。論旨は、調査官調査は「結論ありき」で調査過程を争うこともできず「可視化」が必要と論じている。昔、刑事訴訟法学者を志したことがある私からすれば、どこかで聴いたような議論…続きを読む
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2015.06.30
面会交流・面接交渉の判断基準
面会交流調停や審判はどのような感じですか改正民法では、面会交流に関する規定が設けられました。分かりやすく言えば、離婚後も、主には夫がこどもに会えるようにするための制度として機能することが圧倒的といえると思います。もちろん非監護親が監護親に対して面会交流を、求める事件がほとんどですが、他…続きを読む
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2015.06.27
離婚前の別居中の面会交流はできますか
名古屋市の離婚弁護士ヒラソルによる別居中の面会交流名古屋の離婚弁護士のコラムです。さて、離婚相談をしておりますと、別居されてしまったが、細かいことが決まる前に、面会交流を急ぎたいという依頼もあれば、別居中に夫に会わせた方がよいのでしょうか、という離婚相談もいただきます。基本的には、調停…続きを読む
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2015.06.21
離婚夫婦の葛藤レベルが見立てを決める!
名古屋市の離婚弁護士のコラムです。さて、面会交流調停・審判では、父母間の葛藤も考慮要素として汲み取られています。したがって、葛藤レベルによって、離婚後も行き来のある家族か、断絶家族になるのか、などの見立てが決まります。もちろん心情などその他の要素もありますが、離婚夫婦の中で別居時が最も…続きを読む
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2015.06.04
DVと面会交流
名古屋家裁は現在は面会交流原則実施説には、立脚していないと解されますが、東京家裁でのスタンダードな運用といえます。実際東京家裁の4要素によっても配偶者暴力(DV)は面会交流の禁止ないし制限事由になるといえます。しかし、実際にはそうなっておらず、DVに関する調停でも、調停で面会交流の実施…続きを読む
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2015.03.27
高葛藤離婚家族の特徴
最近、DV保護法や警察の関与から,高葛藤離婚家族が増加しています。そこで、そのような高葛藤離婚家族に関しては、名古屋の離婚弁護士に依頼することをすすめます。というのも,こどもの問題で熾烈に争っているにもかかわらず、皮肉にも、エネルギーは、争いに費やされてしまい、子の利益が侵されてしまう…続きを読む
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2015.02.21
面会交流の審判前の保全処分
今般、当事務所で担当していた面会交流の審判前の保全処分が却下されてしまいました。 調査したところ、公刊されている例は名古屋高裁とその原審のみで、面会交流の審判前の保全処分はめずらしいものの、今後は、面会交流の原則実施説が定着するならば、不合理な理由で面会させないといった場合は、監護者と…続きを読む
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2015.02.08
自我理想としての父親
発達心理として、4歳くらいまでの男児はエディップスコンプレックスの段階に入り、父親と、母親の関心や愛情をめぐってライバル関係に入るとされていました。母親の恋人としての地位を父親と男児が争うことになります。しかしながら、男児にとってライバル関係が意識されるようになると、次の段階に入ります…続きを読む
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