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2019.02.05
面会交流により脳が悪影響を受けるとの見解について
1さて、最近、DV事件で「脳」に障害を与える事例があると主張されるケースがあるのだが、少し検討をしておこう。まず、裁判所案件と児童相談所案件は区別した方が良い。つまり、裁判所でいわれるような身体的暴力や精神的虐待が家族全員に向けられているような場合は稀である。そうしたケースがあればアメ…続きを読む
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2018.12.15
面会交流と制限
面会交流権を獲得するには 面会交流を実現させるために弁護士に依頼するとしてもどんな手続をするのでしょうか。第1法律上の手続き1面会交流権を巡る紛争は、裁判所の調停で監護親と非監護親との合意による解決を目指す方針がとられています。そこで、まずは裁判所に面会交流の申立てをすることになります…続きを読む
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2018.11.30
面会交流権を獲得するには?
第1法律上の手続き1面会交流権を巡る紛争は、裁判所の調停で監護親と非監護親との合意による解決を目指す方針がとられています。そこで、まずは当事者間で合意ができれば望ましいのですが合意ができない場合、裁判所に面会交流の申立てをすることになります。2調停委員会(合意を形成するため当事者を仲介…続きを読む
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2018.11.12
面会交流の間接強制
面会交流の間接強制面会交流の間接強制って、面会させないと罰金を支払うものみたいなイメージがありますよね。東京地裁が1回の不履行に100万円、名古屋高裁が50万円の制裁金を設定し、報道によれば前者では面会が実現したということもあり、注目を浴びているところもあるかもしれません。でも、間接強…続きを読む
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2018.11.05
きょうだいが複数あり年齢差がある場合の面会交流
きょうだいが複数あり年齢差がある場合の面会交流 ・兄弟姉妹が複数いる場合、一緒に面会するのが原則です。・兄弟の年齢差が大きい場合や性別が違う場合は、同じ内容の面会では無理があることも・無理すると、誰かがつまらなくなり円滑な面会交流の妨げになることも シュシュとのディスカッション シュシ…続きを読む
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2018.10.17
別れた親にこどもは会えるのか―面会交流
別居・離婚後の親子の面会交流とはシュシュ:面会交流とは、親権者・監護者でないため、こどもを現実に監護教育できない別居親が子と会って話しをしたり遊んだり、手紙や携帯電話、スカイプなどで交流することです。父との面会は3割、母との面会は5割くらいで、あとは離婚をきっかけに関係が断たれていると…続きを読む
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2018.09.30
100万円の間接強制金の支払を命じた東京家裁のロジック
1回、100万円間接強制金事件第1事案の概要松浦未希さんと夫である游さんは、平成12年に婚姻し、平成15年、こどもの立夏、朔が誕生した。しかし、平成22年ころから諍いが絶えなくなった。未希さんは平成23年5月、子連れ別居をした。しかし、別居から約1か月後に、游は朔を小学校から連れて帰っ…続きを読む
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2018.09.27
面会交流に制限的な判例、却下した判例
面会交流については、認めない場合は「特別事情」がある場合が多い。そこで、子の福祉に影響を及ぼすような特別な事情を認定して、面会交流の方法や回数等を制限し、あるいは認めなかった裁判例である。平成27年6月12日弁護士:この事案なんだけど、暴言と対物暴力を主とするDV高葛藤事案で、監護親が…続きを読む
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2018.09.23
親権者変更における面会交流の寛容性―フレンドリーペアレントルール
女性が親権が取得できない事例でも、面会交流をさせない場合は親権者変更事由になる場合がある、と指摘されることがあります。現行法から悩みぬいたという印象を受ける審判です。また、面会交流債務は緩和され両方に花を持たせる内容になっていますが、裁判官の熱意が伝わってきます。(福岡家庭裁判所平成2…続きを読む
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2018.09.20
面会交流禁止の審判を追認した高裁例
面会交流禁止の審判を追認した高裁例名古屋高裁平成29年3月17日第一事案の概要一本件は、未成年者の監護親(母親)である原審申立人(昭和四六年××月××日生)が、名古屋家庭裁判所一宮支部平成二六年(家)第一三八号面会交流申立事件に係る平成二六年九月二四日付け審判(以下「前件審判」という。…続きを読む
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2018.09.18
DV、不信感、嫌悪感で父母間の協力が期待できないとして却下した事例
申立人(父)と相手方(母)の離婚後、非親権者申立人が親権者相手方に対し、申立人と未成年者(長女七歳)との面会交流の時期・方法等について審判を求めたところ、申立人の暴力的言動、相手方の申立人に対する不信感や嫌悪感は深刻で父母間の協力関係は期待しがたく、第三者機関等の関与があっても円滑な父…続きを読む
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2018.09.17
生物学的親子関係のない実父との面会交流
当サイトでも取り上げている生物学的親子関係のない実父との面会交流を考えたいと思います。いろいろいわれますが、再婚後の面会交流にも影響を与えると考えられます。本件では分かりやすく言うと婚姻中に不倫をしたAさんがYとの間にBをもうけ、XとAはしばらくの間夫婦生活を続け、XもBを自分のこども…続きを読む
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2018.07.10
調査官による子の面会意向調査についてシュシュとの対談3
シュシュ:叔父さんは調査官に対して評価がかなり低いよね。結局、継続性の原則、母子優先の原則で結論ありきの上に、多少の納得を得る程度のまやかしだと思っているからだよね。調査官報告書が、審判の結論を左右することはなく、もともとインテーク意見で結論を決めて、それに沿う報告書を作成しているだけ…続きを読む
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2018.07.10
こどもの面会交流とシュシュとの対談2
シュシュ:最近、よく耳にするのが面会交流の原則実施についての考え方の妥当性みたいな議論ですね。弁護士:うん、ただ、東京家裁昭和39年12月14日の審判例でもね、もうすでに面会交流権は親の自然権とされていて、「この権利は未成熟子の福祉を害することがない限り、制限され又は奪われることはない…続きを読む
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2018.07.07
こどもの面会交流についてシュシュとの対談
1面会交流とはシュシュ:面会交流の定義をいまさらながら確認すると、婚姻中の父母が別居している場合、あるいは父母が離婚している場合に、非監護親が子と直接会うなどの交流をすることですね。弁護士:うん。今までは面会交流については、明文の規定はなかったのだけど、かなり古い時代から裁判例で認めら…続きを読む
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2018.06.22
円滑な面会交流の実現のためにいかなる方法がとり得るか
本件は不仲を原因として、母が長男を連れて別居開始後まもなく、面会交流調停が成立したものです。そして、面会交流調停が成立したものの、その後面会交流の実施において調整事務にトラブルが生じ、数度の面会交流が行われたのみで中断している事例であるが、その後離婚訴訟と平行して、Xが面会交流の不相当…続きを読む
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2018.06.22
損害賠償請求を履行確保の手段として利用される場合
定められた面会交流を不当に制限・妨害する監護親に対しては、損害賠償として慰謝料の請求が可能であるとされております。この点、静岡地裁浜松支部平成11年12月21日は500万円という高額の慰謝料の支払いを命じて注目されました。今後、損害賠償請求訴訟が増加する見込みも妨害の程度、約定無視の態…続きを読む
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2018.06.11
面会交流支援の実情
面会交流支援の実情と外延私の指導教官であった吉田容子先生が、「面会交流支援の実情と限界」という論文を上梓された。もっとも、吉田弁護士との論考を通じて、弁護士サイドが感じている面会交流の実情を彼女の論も借りながら、眺めていくことにしたい。なお、本件は中間的な事象を対象にしており、極端な配…続きを読む
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