-
2017.07.30
子の意思の分析の仕方(調査官調査)
面会交流では、こどもの意向・心情が調査事項とされ、家庭裁判所調査官(裁判所の探偵)がこどもの意向や心情を調査することになるケースが多いのではないかと思います。具体的なケースさて、松浦遊さんと光希さんのひとり息子・朔くん。光希さんは、朔くんを連れて自宅に子連れ別居しています。他方、朔くん…続きを読む
-
2017.07.30
こどもの親権者の母から父に面会交流は申し込めますか。
市橋なるみさんと江藤鈴世さんは,幼稚園のころからの幼馴染。大学生まで順調に交際を続けて,市橋なるみさんは保育士になりましたが、江藤鈴世さんは,マッキンゼーのコンサルタントとして激務をしていました。その際、海外赴任や海外での家族パーティーになるみさんは、なれることができず、ふたりには緋生…続きを読む
-
2017.03.15
離婚によるこどもへの影響―見捨てられ感が最も強いのが6歳から8歳―面会交流の重要性
僕の甥っ子は8歳のころに両親が離婚しているが、僕は5歳のころに父親と死別している。離婚ばかりが親との愛離ではないのだ。ただ、離婚の原因が自分のせいだとは思わないが、もし自分がもっと良い子であったら、もっと可愛い子であったらという想いが不合理につもる時期といえます。死別でも、自分の存在が…続きを読む
-
2017.02.04
面会交流の間接強制は名古屋の離婚プロ弁護士に相談を。
間接強制が出されると、何もしないとそのままになります。最近は、審判の場合は最高裁の影響からか、間接強制ができる審判が多いように思います、というか、公表や実感ではほとんどではないかと思います。実は、間接強制は、不代替的作為義務ではあるものの、こどもである第三者の協力が必要です。そのため、…続きを読む
-
2017.01.17
面会交流について間接交流を相当とする事案
最近、私の執務上でも間接交流を相当とする事案が出てきています。もともと債務名義があったのですが間接交流になったということで高裁での判断が注目されるところです。ところで、比較的新しいのが東京家裁平成27年2月27日です。二(1)非監護親と子の面会交流は、子の福祉に反すると認められる特段の…続きを読む
-
2016.12.14
やはりこどもの代理人制度が必要だ。
こどもの手続代理人制度がもうけられましたが、いわゆる子の奪い合いをしている場合、子の監護者指定・引渡しや離婚調停の場合に、こどもの手続代理人が活動します。ただし、ライバルの制度として調査官調査があることからあまりつかわれていませんが、調査官調査は15分から30分の一回ぽっきりであるのに…続きを読む
-
2016.12.09
送り出す側の不安―面会交流
中日新聞が別居後、主には離婚後の面会交流をとりあげています。複雑な監護親側の心情などが取材されています(12月8日付)。しかし、やはり複雑というのは、良いという気持ちと悪いという気持ちが織り交ざるという意味でしょう。女性は、会わせたくないという気持ちとこどもには父親は必要という想いの入…続きを読む
-
2016.12.07
面会交流の調査官調査はどんなことが聴かれますか。
名古屋の離婚弁護士のコラムです。さて、面会交流の調査官調査ですが、やはり一般的な設例でいきましょう。松浦遊さんと光希さんの間には、朔と立夏というこどもがいます。光希さんは、遊さんがロンドンに留学した際に、現地でかつての同級生と浮気をしたことが発覚して、光希さんは朔と立夏をつれて実家に帰…続きを読む
-
2016.11.02
面会交流の実施要領で間接強制ができる場合、どのように拒めますか。
最近の名古屋高裁管轄の間接強制の実情をみてみます。一般的には、大阪高裁平成15年3月25日家月56巻2号158頁は、「請求異議事由」として主張するにとどまるとしています。この場合ですが、権利義務を形成するのはあくまで本案の審判ですから執行で争うことはできません。そこで、基本的には面会交…続きを読む
-
2016.10.31
子の監護者指定審判中の面会交流
子の監護者指定や引き渡しの審理が継続している間は、なかなか面会交流を実施することは難しいといわれます。もっとも、最近は面会交流の寛容性も監護者指定のポイントになります。したががって、あまり不寛容だと、申立てが却下されてしまい監護者指定が受けられない、ということもあります。そこで、高葛藤…続きを読む
-
2016.10.20
面会交流の実情
面会交流については、最近離婚された方は離婚後も毎週1日会っており、「離婚前とあまり変わらないから離婚しなくて良かったかな」(苦笑)という反応もありました。そもそも、奥さんが旦那さんをリードし、一流企業に入れたという家庭であったわけですが、まあ復縁はないにしても紛争性はかなり低いようです…続きを読む
-
2016.09.30
面会交流の受渡時の精神的負担について
面会交流についてですが、こどもの受渡時についてはエフピックを使わない限り原則、父母が「再開」してしまうことになります。葛藤が低い父母の場合は問題がないと思います。とはいうものの、葛藤が比較的高いケースにおいても、名古屋高裁金沢支部平成28年4月11日平成28年(ラ)第33号は、「相手方…続きを読む
-
2016.09.07
面会交流に関する可児康則弁護士の論文に対する離婚弁護士の考察
かつての同僚であった可児康則弁護士が面会交流について批判的な論文が判例時報に公表された。彼は「こどもを中心の面会交流」でも立場性をもって論じているが、さて第一人者の彼の論文を拝見していくと、離婚=DVというドグマが激しすぎるような印象を受ける。この点、最近は、DVでもCCV、SCV、S…続きを読む
-
2016.06.05
面会交流の間接強制に制限を加えた高裁が公表
最近の判例時報で、面会を拒む意思を強固に形成している10歳の長女との父子面会について、間接強制の申立てを却下した事例として、大阪高裁平成24年3月29日が出されていましたが、特別抗告がされてもすぐに棄却されるでしょうし、2年以上前の裁判例が公表されました。それによると、ある程度の年齢の…続きを読む
-
2016.05.28
名古屋高裁平成28年5月27日藤山裁きと面会交流妨害
この執筆当時、平成28年5月28日ですが、藤山雅行判事は、名古屋高裁民事四部の部総括判事をされています。彼が高裁の部総括判事になるのは、今回が初めてと思います。藤山氏・・・知らない、という方も多いでしょうが、特に行政法では有名な判事だったのですね。裁判官は、園部逸夫裁判官のオーラルヒス…続きを読む
-
2016.04.23
0歳から魔の3歳児までの面会交流は難しい!
以前にも乳幼児期前期(0歳から3歳)までは、いろいろな意味で、面会交流親の面会は難しいという記事を書きました。その理由はざっとあげるだけでもこれだけあります。・こどもがすぐ疲れてしまう・面会交流親がこどもに慣れていない・1~2時間しか面会できないことも・こどもは母子密着・人見知りして父…続きを読む
-
2016.03.27
祖父母との面会交流が問題となるケース
熊谷一哉さんと萩原未央さんは、2年前に離婚し、未央さんが親権者として心哉くんと一緒に生活しています。しかし、離婚の原因は、いわゆるSIV、突発的なケンカが暴力に発展したDVでした。一哉(いちや)さんは、映像クリエイティブ・脚本家で、未央さんはモデルなどをしていました。未央さんは、眼底骨…続きを読む
-
2016.03.21
不倫に伴う子連れ別居と面会交流
名村慎一さんと茗子さんとの間には、碧くん(12)のこどもがいます。茗子さんは小説家としており、文学のみならず恋愛小説も手掛けるようになっていました。茗子さんは,自分に好意をもってくれていた三輪悟史さんと不貞関係となりました。そこで,茗子さんが自宅を出る形で子連れ別居をして,慎一さんは悟…続きを読む
依頼者様の想いを受け止め、
全力で取り組み、
問題解決へ導きます。
- 初回相談無料
- LINE問い合わせ可能
- 夜間・土曜対応
- アフターケアサービス
離婚問題の解決の最後の最後まで、どんなご不安・ご不満も名古屋駅ヒラソルの離婚弁護士にお任せください。