高葛藤離婚家族の特徴
最近、DV保護法や警察の関与から,高葛藤離婚家族が増加しています。 そこで、そのような高葛藤離婚家族に関しては、名古屋の離婚弁護士に依頼することをすすめます。 というのも,こどもの問題で熾烈に争っているにもかかわらず、皮肉にも、エネルギーは、争いに費やされてしまい、子の利益が侵されてしまうということがあります。 両親間の葛藤の狭間に立たされた子どももまた,不安と混乱、おそれ、そして情緒的、行動上の問題があります。 こんな場合は「高葛藤家族です」。最近では、離婚後も両親がこどもの養育に関わっていくのが大原則です。したがって、離婚後にこどもを大きく傷つけるのは離婚自体ではなく、両親間の長引く葛藤の狭間に置かれることにあります。 1 相互不信感が強く警察に相談している 2 相手への強い怒りの気持ちがあること 3 相手に勝ちたい気持ちがあること 一般的に男性にあり得る心理的傾向として,妻に対する不信感から,妻のこどもを世話する能力に対する不信感も強くなり、結果として他方の親のこどもに対する虐待を疑い、訴えるということもででてきます。したがって、母は父の暴力を主張し、父は母こそ児童虐待をしていると主張することがあります。 両親間の葛藤が最も高まるのは別居のときといわれています。そして,結果としてこどもも、ひきこもり、睡眠障害、夜尿、ウソをつくなどの情緒障害を引き起こすとも指摘されています。 両親間の葛藤が高いときは、面会交流前後にこどもが情緒不安定になることを理由に面会交流が拒絶されることがあります。 次に、相手に対する強い怒りについては、深い傷つき体験に加えて認知の歪みが潜んでいることが多いと考えられます。そこでこうした背後の傷つき体験を何らかの方法で癒さない限り、その怒りの気持ちは容易にはおさまらないと考えられます。 さらに、相手に勝ちたい気持ちです。勝ち負けではないような気もしますが、怒りの気持ちと背後の傷つき体験に由来することが多いといえます。こうした場合は、調停で合意に達することに強い抵抗を示したり調停プロセスを妨害したり、こどもの監護や面会交流をとことん争うということになります。そして,一方が接触を求めれば求めるほど、他方は拒否し、相手はますます強固に接触を求めるというパターンもあります。したがって、相手に勝ちたい気持ちという表現が適切ではないかもしれませんが、これは女性に多い心情といえます。つまり公正な解決よりも感情がまさり、相手に対してどのような手段を使ってでも勝ちたい気持ちが強くなり、自分を傷つけた相手に復讐し、罰を与えたいという心理状態になっていることがあります。 高葛藤家族の3分の2は離婚のプロセスで、こどもの監護や面会交流について取り決めが難しいといわれています。難しいところを狙いにいく名古屋の離婚弁護士が,なるべく離婚プロセスの円満化にお役に立ちます。ヒラソルでは、オーダーにお応えして依頼者の要望に応じて対応します。特に両親間の葛藤を減ずるための積極的な役割を演じますし、なるべく訴訟にいかずに調整を図ります。そして早い段階で裁判所に介入してもらい問題点を明らかにしています。そして専門的知見から発達障害、児童虐待、DVなどの見極めてを行います。こうして手続代理人をつけることにより高葛藤夫婦のさげる努力をします。かえって、争いを大きくすることは望ましくありませんが、相手方が残念ながらそのような対応をされる場合には、当方としてもお手合わせ願うことにはなるかと思います。しかし、子の最善の利益を忘れず行動する必要があると考えています。