再婚家庭の悩み
再婚家庭の悩み
三宅瞬:パパとママは、僕が小学校の時に離婚して、僕には姉がいます。離婚後は、僕はパパと2名で生活していたんですが、半年くらい前にパパが女性と再婚するようになり、一緒に住むようになりました。僕は、パパとママとの離婚はママの不倫が原因だったので、パパには、「恋人を作らないで」「老後の面倒は僕がみる」といっていたんですけど、新しいおばさんは、とてもやさしいですし、僕の世話も焼いてくれています。ただ、気のせいか、ボディタッチが多い印象があります。
義母と息子の距離が近づかすぎないように
三宅瞬:ただ、新しいおばさんは年齢も若く、背中を露出した服なども切ることが多く、僕は女性として意識してしまうことがあります。僕はおばさんの養子ですので、母と息子の恋愛になってしまうので変なのではないかと悩むことになりました。僕はどのように気持ちの整理をしたらいいのでしょうか。
弁護士の意見: たしかに、思春期の男性としては、女性に興味が生じるのは自然なことです。そのうち、自然にすきな子ができれば君の悩みは解消されるかもしれないね。でも、自分で解決ができないと思ったときは、信頼できる周りの誰か、例えばお父さんや、それがむずかしいなら、カウンセラーに相談してみよう。
再婚についてのこどもの一般的希望
シュシュ:僕は、パパにこういうことにならないようにならないように祈っています。やはり僕が大学生になるまでは遠慮してほしいとはっきりパパには伝えています。フランスはペアリングが盛んなどで釘をさしておきたくて。
弁護士:パパさん、孤独だね。相談者が同年代の交際相手を得ることができることも多いので、義母に対して女性として意識してしまうという問題は解消されるかもしれません。
シュシュ:僕はね、パパが女性に夢中になってしまうのがちょっと。二人きりの家族だから、居場所がなくなってしまうという危惧の方が強いんです。義母に恋愛感情を持つことは僕は多分ないですね。
シュシュ:ただ、義母は、自身に問題はないのかという観点も大事だよね。思春期のこどもの前で露出の多い服など不適正や義理の息子にボディタッチをして振り回しているとか、もてあそんでいる可能性もありますよね。
弁護士:たしかに、僕も、親密さは大事といえども、程度が度を越えない場合には、義母自身に問題が認められることもあるかもしれません。この場合、息子が精神的負荷を得る可能性があるし、性的虐待という問題もあります。
シュシュ:叔父さんとしては、どうする?
弁護士:僕の場合は、息子さんの意向を聴いて、法律問題として配慮を求めるよう申し入れると思います。 今回のような問題はこども本人だけでの解決は難しく、悩みを共有し、各自が解決に向けて努力する必要があるように思います。また、本件が義母との間での性的逸脱行動につながる場合は、児童相談所につなげるケースもあり得るかと思います。