名古屋市の離婚弁護士のモラハラに強い離婚相談
モラルハラスメントに苦しむ女性のための離婚相談(愛知県名古屋市)
DVというのはよく聞くようになりましたが「暴力」とは異なる「精神的虐待」や「モラハラ」の実態というのは、何でしょうか。
モラルハラスメント(モラハラ)は、延長線上にDVのCCVがあります。支配型のDVが同じですが、主に脅迫、経済的圧力で人を支配し、暴力が手段として用いられないため、DVではありません。
しかし、妻やこどもを支配するために、暴力を手段として用いることも、脅迫を手段として用いることも社会通念上大きく異なるわけではありません。
モラハラの本質は「恐怖心」を植え付けることです。例えば、「お前の姉さんの不倫をばらして姉夫婦の家庭をめちゃくちゃにしてやる」と脅迫されて悩んでいる女性がいました。
「恐怖心」をうえつけることは暴力でなくても、脅迫や経済的圧力でもできるのです。経済的圧力というのは、専業主婦は、「誰に食わしてやっているんだ」とダメなモラハラ夫に言われたことがあるのではないでしょうか。
女性自身が経済的負担が先走り、逃げようとすることができない、こうして夫は妻は子を支配下に置くのです。
モラハラの兆候(こんなあなたはモラハラ被害者です!!)
・夫の言動に恐怖を感じる
・夫から「誰に食わしてもらっていると思っているんだ」といわれたことがある。
・経済的不安が先立ちなかなか別居ができない
・夫は、おそろしいほど「世間受け」がよくペルソナ(仮面)をかぶっている。
・夫の好みのみの欲求に基づく旅行やホームパーティに参加することを強要する
・妻が自由になるお金がない
・性交渉や性的サービスを意に沿わない形で要求する
・わざと矛盾させる文句をいって妻を不安にさせる
・反論が漠然とした抽象的な非難に終始し議論がかみ合わない
・突如、全く別のテーマで妻を攻撃してくる
・人格否定の言動により自信やプライドを傷つけられ夫のいいなりになろうと思ったことがある
・せっかく作った夕食をちゃぶ台返しして、カップラーメンを食べることがある
・「誠意」とか「誠心誠意」という言葉が好きで常に相手に謝罪を要求している
・「お前のそういうところが母親にそっくりだ」といわれたことがある
・自分が夢をあきらめ仕事についたことをいつまでも恩着せがましく述べてくる
・口答えされたら暴力や威圧される
・妻をいじめながら、巧妙に心が傷つく言動を繰り返し妻に罪障感を植え付ける
・殴られて、妻は夫に「殴らせちゃってごめんね」といったことがある
・孤立させ、客観的に離婚してもやっていけない状況にある
・蓄電→放電→ハネムーンのサイクルを繰り返し「夫はときどき優しいこともあるんです」と発言したことがある。
・自分の意思で行動することに罪障感を抱く
以上にあてはまる方は「モラハラ」被害者です。弁護士とカウンセラーのもとに通い2年経過したら、ようやくモラハラ・スパイラルから脱却できると考えましょう。
モラルハラスメントの実態(こころのDV)
シュシュ:モラハラさんにいじめられているママを僕はどうやって守ればいいのだろう。
弁護士:まずは夫がいないと生活できないという固定概念を捨てることですね。実家に戻る人もいますし、別居して婚姻費用を請求しつつその間に資格を取得し、離婚後は児童扶養手当を得つつ、最終的に年収300万円を達成するという方もいます。
シュシュ:県営住宅にも優先入居できるよね。
弁護士:当座、何もないということであれば生活保護という手段もあります。ですからあきらめないことが大切ですね。
シュシュ:生活レベルを落としたくないということで別居を躊躇する方もいるよね。
弁護士:まあでも奴隷みたいにビクビクしているなら生活レベルは気にならないかもしれない。
シュシュ:確かに「スカイキャッスル~上流階級の妻たち」をみていたら、このお母さんと一緒なら別に法科大学院の教授の家でも飛び出していいな、と思える人もいたな。あと母子家庭にするのが忍びないなどですね。
弁護士:母子家庭にするのが忍びなくても、今は面会交流もあるので一定程度経過したのち、こどもだけ交流を再開するということもあり得ますね。大人になってから父方の支援を受けて事業を起こす経営者も別にそれなりに聴く話しです。
シュシュ:大事なのは、「大好きなパパ」「優しいパパ」「尊敬できるパパ」と一緒かどうかだよね。DVさんやモラハラさんと一緒でも残念なパパと一緒にいても仕方ない。
弁護士:親権を主張し離婚交渉で相手を不安にさせるモラハラさんもいます。
シュシュ:でも母子優先の原則や監護の安定性の基準、子の意向の尊重の基準に照らせばほとんどが女性側になるよね。
弁護士:欧米でも共同親権でも監護権は母親がもっているケースが8割です。小さなこどもはお母さんと一緒にいたがる傾向があります。しかし、親権の獲得はコツも必要です。
シュシュ:弁護士が必要ということだね。
弁護士:うん。
別居時に一番葛藤が高まるモラハラ案件
今までの理解では、弁護士は別居しおちついてから調停を起こすまでに探すものとされていました。
しかし、今では「別居時」に弁護士が選任されているモラハラ案件が多いです。それは別居時に衝突やDVが起こることが多いからです。
離婚弁護士は、道徳的な観点からまずはご夫婦で話合いを、といいますが話合いが成り立たないと考えられるモラハラ案件では早急に弁護士を必要とした方が良いと思います。
そして、別居計画を立てて立ち去ることが重要となります。
また、モラハラ案件では、弁護士に依頼しその後はすべての接触を断つことが最善です。また中途半端な別居もダメです。
中途半端な別居により生じるモラハラ
・SMSが100件来た
・姉の不倫をばらすとのSMSが来た
・弁護士からの交渉を「脅迫」と書き被害者顔をしている
・買い置きの下着がどこにあるのか教えて
・こどもに少しでもありたい
・2人で話し合えば分かるとのSMS
・離婚弁護士は、ふらふらする女性はいけません。相手の術中にはまるだけです
・モラハラ男性の言動は、女性に直接接触するための口実と理解する。
最後に
離婚原因で「モラハラ」という言葉をよく聞くようになりました。
セクハラ、パワハラの順番で知名度が高いですが、モラハラ、つまりモラルハラスメントというのは、一体なんなのでしょうか。
モラルハラスメントというのは、精神的な暴力、嫌がらせのことをいいますが、本質は、相手の「心を支配すること」にあるといえるでしょう。
支配された経験はとてもつらいものですが、長い時間を経て外に気持ちが出てくることがあります。そのときにモラハラに気づくのではないでしょうか。
そういえば、ある小説の一節 「どうして肉体を傷つける行為は犯罪なのに、心を傷つける行為は犯罪ではないのだろう」 という問いに 「そりゃ肉体あっての心だからだよ」 という男女のやりとりがあったことを思い出します。
たしかに肉体がなければ心はないのかもしれないけれども、心がなければ肉体も意味がないと思います。
私たち法律の世界はモラハラにはこれまで冷たかったかもしれません。これは法律では「肉体を傷つけていない」から傷害罪ではない、ということと同じです。 こうした点を明らかにした点がモラハラを発表したイルゴイエンヌの成果といえるでしょう。
人生を不幸にする方からは離れて、幸せを目指すのも一つの生き方のように思います。 モラハラについてはその態様や相手の方に与えた精神的苦痛・身体的苦痛、いわば慰謝料の発生原因となるような事実がポイントとなります。
東京地裁平成16年11月2日
モラハラが慰謝料発生原因にならないという見解は主流といえます。
しかしながら、夫が家族を大声で罵倒するなどのモラハラにより、温和でやさしい妻がストレスをため、精神的・肉体的に疲れ果て別居に及んだものといえた事例をみてみましょう。
判決では、加害者側のモラハラ事情だけではなくて、モラハラの構造といえる被害者側の事情、つまり温和、やさしい、おとなさしい、面と向かって反論できないという点が考慮されています。
このように、精神的暴力、つまりモラハラは、いじめ、パワハラともいえる判決ともいえます。精神的暴力の事案では、被害者が離婚弁護士としては、被害者がどのように受け止めたのか、加害者に自分の気持ちを伝えているのか、その際の加害者の態度、伝えられなかったのはどうしてか、健康被害の内容、程度などを主張、立証します。
そして、相手が「被害者」に対して侮辱的な態度をとってきたこと、これにより、同居に耐えられなかったことがポイントとなるでしょう。 名古屋駅ヒラソル法律事務所では、モラハラに詳しい弁護士による離婚カウンセリングも法律相談の際に行っております。モラハラにお悩みの方は、お気軽にご予約ください。