親が再婚を希望したときの子どものホンネ
親が再婚を希望したときの子どものホンネ
- 再婚をためらわせるのは子どもの存在
シニアの結婚でも、お互いが初婚なら反対は少ない(親やきょうだいが反対するケースはある)のですが、どちらかに、あるいは両方に子どもがいる場合は、すんなりまとまらないことがあります。とくに、子どもがまだ若い時は「亡くなったお父さん(お母さん)がかわいそう」「新しいお父さん(お母さん)を親と認めたくない」など反対をすることが多いようです。しかし、結婚や就職で実家を離れる年齢になると「ひとり暮らしでは老後が寂しいのではないか」と賛成に回る子も少なくありません。
- 母親の再婚のほうが理解されやすい
都内の結婚相談所で聞くと、結婚の相談に子どもと同伴で訪れる母子は意外に多く、女性の場合、子どもが賛成しているケースがほとんどだそうです。一方男性は子供たちに内緒で訪れるケースが多いようです。女性の場合は、相手が決まれば子どもたちなどからも祝福され、すんなり成婚となりますが、男性の場合は、気に行った相手が見つかり、いざ子どもたちに打ち明けると「そんな話聞いていない」「騙されているのでは」とトラブルになることが少なくないそうです。とくに仕事を続けてきた中高年の男性は、主婦だった女性に比べ資産を持っていることが多く、子どもたちは「相続」が気になりすぐに賛成することができないのかもしれません。