仮面夫婦が増えている?家庭内別居

仮面夫婦が増えているという見解もあります。 というよりも、もともと西欧と比較して日本では、夫婦の精神的独立性は高かったのではないか、とも思います。 もともと夫婦というよりも、同居人ではないか、と思われるような結果もあります。 家庭内別居や仮面夫婦は、離婚をスタートさせるきっかけにはなりません。したがって、まずは離婚を望むのであれば別居するということが考えられます。 もっとも、個人的な見解では、家庭内別居や仮面夫婦には「耐用年数」があり我慢できなくなる!というときに別居になることが多いように思います。 仮面夫婦がスタートするきっかけは不倫だけとは限らず、相手方に対する無関心である、と思います。 離婚を題材にしたドラマもありますが、子の奪い合いなど最もシリアスなものは避けられている印象を受けます。 また、最近は、離婚をしたら婚活をすすめる業者もいるとのことです。離婚というのはどうしてもネガティブや不安が先行して、病理的な漠然とした危惧観に第三者的立場の裁判官、調停委員などは翻弄されているという面もあります。しかし、そういったものをワクワクやニューワールドなどとポジティブに変える元気やメンタリティも大事なのではないかと思います。なお、40代以上の婚姻では、離婚歴のある人の婚活もザラになってきましたが、それにともない再婚家庭同士のため、こどもの扱いに問題がある「ステップ再婚家庭問題」なども出てきています。ただ、ステップ家庭が話題になるくらい再婚がメジャーな選択肢になっているのは良いことであると思います。 再婚市場がひろがるなど、かつてのように「離婚=人生の落伍者」のように扱われることもなくなっています。 また、離婚歴についてはプライバシー制が強いので、別に婚活以外では、あえていう必要もありませんが、母子家庭などに対する偏見は根強いものがありますから払しょくする努力には最善の努力が払われるべきです。 家庭内別居の理由はなんでしょうか。 一つ目の理由は「子供」です。特に「離婚することで子どもが不幸になる」「子供のために両親がそろっていた方がいい」と考える方はまだまだ多いです。さらに最近では、離婚後に子供が母親の方に行ってしまうことが多いため、「どうしても子供と離れたくない」という理由で別居や離婚を拒否する男性も増えているそうです。こうしたことから男性側は家庭内別居の方がマシという評価されているのかもしれません。 二つ目の理由は女性側からのアプローチで「経済力」です。離婚後にシングルマザーになっても生活していけるだけの経済力がないことがあります。もっとも、この点は、名古屋駅ヒラソル法律事務所にご相談いただければ、婚姻費用分担調停で、なんとかすることができるものと思われます。 もっとも、別居やこどもの学区の異動にこどもが嫌がることがあることから、妻が離婚希望を持ちつつも家庭に留まっている例はかなりあります。 一方で、最近では、男性の方も昇級が思うようにできず、経済力が下がっている方も増えています。こうした中で、日弁連が新算定表を逓減して、目安が増額傾向にあるといわれていますが、それに伴う経済情勢になっているのかという問題もあります。 したがって、妻側が紛争解決金をあきらめる、養育費の支払いも控えめにするということも出てきています。もっとも、離婚することで、母子扶養手当がもらえる方もいますので、妻側にも離婚を急ぐ理由がある場合もあります。妻としては、働くパワー、キャリアを取り戻すことが重要です。母子扶養手当も230万円前後から打ち切りを始められます。したがって、280万円+父からの養育費+実家生活などで、生計プランを立てられる方もいます。 あなたの仮面夫婦度チェック 誰しも、離婚しようと思って結婚をするわけではないのに、どこかで夫婦の価値観がすれ違うようになります。基本的には30歳を超えて、恋から現実を求めるようになってきたとき、価値観の齟齬が大きくなるように思います。 仮面夫婦や家庭内別居は、いってみれば離婚予備軍なのですが、どれくらいが修復して円満に戻るのか、気になるところです。 家庭内別居はだいたい以下の特徴があります。 〇用事のある時にしか会話をしない 〇一緒にご飯を食べない 〇自分の生活リズムやスタイルを崩さない 〇パートナーに対して無関心 〇パートナーと別れても子供は手放したくない →「離婚しても子供と離れたくない」と言う心情も、仮面夫婦になる大きな理由の一つ 〇離婚によって経済的に困難になる 〇離婚するだけのパワーがない 〇世間体が心配 離婚はともかく、相手に対する思いやりの心を持つ場合は冷却期間が必要です。別居して別人のように輝きだした女性なども知っています。つまり別居して週末婚のようにしてからの方がパートナーとの関係がよくなってすっきりしたという例もあります。 特に、30代から40代はパートナーチェンジの時期です。10代、20代でのパートナーと「ただ一緒にいられればよかった」ということを卒業して、リベラルアーツや人間関係を増やすなど、求めることが増えてきます。 離婚もまずは家庭内別居から始めるのが、こどもに対する影響力も少なく、良いかもしれません。やはり、離婚夫婦のこどもの話しを聞くと、「本当はつらかった」という本音を聴けることが専門職の場合あります。どのような帰結が良いのか、一緒に考えてまいりましょう。

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