300万円の不貞の慰謝料請求を60万円に減額し分割払いにした事例
不貞の慰謝料請求について大幅減額を実現
相談者情報
Yさんは、Xさんから訴状が送達されてきたということでご相談されました。
その後、調べたところ、X代理人弁護士から、幾度か通知は来ているようでしたが、開封せずにいたところ裁判が起きたようでした。
事案に関してみると、ホテルの客室内への立ち入りが相当回数に上る事例であり、ヒラソルとしても裏取りに苦労した事件でした。
相談内容としては、やはり不貞行為の不存在
問題にされた当時、様々な事情により、ホテルの値段が安い時期であり、居酒屋代わりとしてシティホテルで飲酒をしていたというものでした。
このため、飲酒の関係で記憶が薄いというようなものもあったようです。
様々な問題点を指摘
そもそも、セクハラなのでは?という素朴な疑問が沸く事案でしたので、そのような問題点を含め、手続的正義の観点、諸外国の立法動向、我が国最高裁の判例の状況に照らして判例を加えました。
たまたま、弁護士がその会社で働いたことがあったため、内情に詳しく、それが主張に生きたという点もありました。
弁護士はリーガル・スタンダードに従う。
弁護士は、リーガル・スタンダードに従うのが相当です。したがって、当初、かなり高額な金額での和解を裁判官から斡旋されましたが、憲法論も含めて、様々な論点を仕掛けて、囲碁の盤面で例えれば、こなり細かい争いに持ち込んだところで、大幅な減額を得ることができました。
これがリーガル・スタンダードというかは分かりませんが、最後は力碁であったかなという感想を抱きます。
300万円の請求を60万円にしたうえで、長期の分割払いとしていただきました。
いずれにしても依頼者の方からも大変ご満足いただけ、弁護士として弁護して良かったと思えるものでした。
弁護士費用
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