女性依頼者からの感謝の声:離婚調停には弁護士さんを就けた方が良い
依頼を終えての女性依頼者の声:離婚調停には弁護士さんを就けた方が良い
<ご依頼の趣旨>*プライバシー保護のため事案を変えてあります。
X市で離婚調停(本人調停)をしました。
元夫は、モラルハラスメントの男性であり、包丁を振り回したこともありました。
私は法的知識もなく調停委員も「中立」であると信じていました。しかし、養育費も離婚の調停も同じ僧籍を持った調停委員だったのですが、その調停委員もまたモラハラ男という感じでモラハラ男のシナジー効果が生じていたと思います。
家庭裁判所というのは「中立な場所」であると思っていましたし、調停委員や裁判官も「中立」であると思い込んでいました。

しかし、離婚調停では、財産分与や慰謝料の話も出ず、養育費は算定表で決められようとしたところ、元夫のペースとなり、法外な面会交流を要求してきたのです。
私は、元夫と早く離婚したかったため、早く、離婚するため1か月3回面会交流をするという合意をして調停離婚をしてしまいました。
そして、その後、元夫は条項にはそのような定めがないので、宿泊付面会交流である、と言い出し、一カ月のほとんどの土日は元夫の自宅でこどもは過ごすようになってしまいました。
その後、離婚調停から1年も経過していないのに、元夫から養育費を「1万円」にするという法外なほど低い金額にするよう求める養育費減額調停が成立し、月8万円であった養育費は1年で「元夫の収入が下がった」という理由のみで3万円に減額され、生活に窮乏するようになりました。
私は、転職活動をしました。X市より名古屋市の会社の方が賃金が高く名古屋市に移転しましたが、移転に際しては、元夫から、X市にとどまってくれるならば「サポート金を上げてやってもいい」という連絡をもらいました。結局、養育費減額の主張であった「元夫の収入が下がった事実」なんてないということの裏付けであり、家庭裁判所にも不信感が募りました。
その後、ヒラソルの弁護士さんに依頼した後、ヒラソルの弁護士さんは、元夫と当該調停委員が古くからの知り合いで、元夫の実家の飲食店の常連であることを特に問題視してくれました。
名古屋市とX市は片道2時間30分程度であり、往復するだけで5時間かかる。元夫は面会はX市でやる約束であるとして、私は、ほぼ毎週X市を往復する日々であり疲弊するようになりました。こどもも心因性の複数の病気を併発し、私もこどもAも疲弊していた。
私は、面会交流の頻度を減らすことはもちろんであるが、客観的にこどもを抱えて生活・法的に窮乏していることから姉が弁護士さんを必死に探してくれた。
この間も、元夫は、自宅に押し掛けたり、離婚調停、養育費減額調停に続き、今度は面会交流調停を提起していた。元夫からすれば、家裁は「マニピュレート可能」な操り人形という感覚なのでしょう。
しかし、弁護士さん探しは難航しました。一人目の弁護士さんは「調停調書に月3回と書いてあるから負けるよ」という内容、二人目の弁護士さんは「勝ち目がない」「ちょっと難しい」とのことでした。その後もなかなか良い弁護士さんと出会えなくて。
三人目で妹が見つけてくれたヒラソルの弁護士さんのところにいったところ、一般的な調停実務からの逸脱が大きすぎる、調停委員が利害関係人では調停が公平ではなくプロセスに問題があるとのことでしたが、本気で変えたいと思わないといったん成立した調停調書は事情変更の原則が妥当するので、全ての調停に出席する本気さがあるなら引き受けます、ということで引き受けていただけました。一般的に離婚後紛争は弁護士さんを探すことが難しいですので、離婚調停自体にきちんと弁護士さんをつけておいた方が良い、というのが私の例から分かるのではないかと思います。
私は、離婚の際も弁護士さんに相談しようと思っていましたが、市役所の相談も「枠がない」ということでなかなか公的(行政が運営している)法律事務所は予約が難しいと市役所からいわれました。ある程度、自分の人生に関わることを公正に決めることにコストがかかるのは高額療養費のようなものではないかと今は思います。最初に面会交流は月1回数時間ときちんと守り切れていたらこんなことにはならなかったと思います。今後、離婚を急ぐあまり、安易に離婚後共同親権を選ぶか、そもそもがきちんと育児をしている父親であるかではないかと思います。
そして、離婚の際は、「調停委員さんで全部公平に解決できる」と誤解していたということですね。また、離婚の際、私はこどもとふたり暮らしでしたので、何かと物入りだったということも遠因です。実際、財産がない夫婦の場合、離婚、養育費、面会交流を決めるくらいだと思っていたんですね。
―ホームページとかに面会交流は家庭裁判所では月1回程度ですよ、と書いてあるので、それを調停委員さんにいわなかったのですか。
調停委員さんにいいました。そしたら、「月1回は認められない」といわれました。結局、離婚条件に面会交流を人質にとられた形になり、早期に離婚するために多頻度の面会交流を認めざるを得なかったんですね。ですから、今後、離婚後共同親権でも、協議離婚や今回の調停委員のような方が調停委員だった場合、早く離婚したいために、今後の生活やこどものリズムを考えると受けるべきではない条件を飲まざるを得なくなる、そういう方も出てくると思います。
私の心の中では、1回目の離婚調停も、2回目の減額調停も自己解決ができたと思っていたんですね。そしたら、今度は、3回目の面会交流調停が起こされて、まだ、きちんとある意味では離婚できていないんじゃないかということで3回目は弁護士さんを探したということなんですね。
3回目の調停で弁護士さんが必要であると思ったのは、今回、確かに、調停委員会を構成する3名のうち、1人が元夫と特別な利害があったという特殊な事情もありましたが、それもヒラソルさんの弁護の結果、「不公正な一事情」として掘り起こされたものです。
―今回、調停から審判に移行するのが早く、家裁の裁判官がいかに「不親切」か分かりましたか?
X市では、その僧籍を持った調停委員がモラハラな感じで決めるという感じです。調停委員からは、養育費減額のときも、「元夫が困窮しているから下げてやれ」「女は我慢するものだ」「キャバクラで働け」「なんならクラブを紹介してやろう」といわれたのですね。裁判官は成立のときいるだけで、存在感はありませんでした。
女性やこどもにフレンドリーな家裁かというと、3回目の面会交流調停の審判移行後の最初の裁判官(若手の裁判官、現東京地裁判事、イケメンな感じ)は、元夫と直接話して、審判法廷後に元夫の粗野な言動に、ぼそっと「あんな人とは会いたくないですよね」と発言されたんですね。
でも、えん罪事件の映画「それでも僕はやってない」じゃないんですけど、裁判官交代になってしまい、その方が、分かりやすく例えると、関西地方で「パワハラで有名になった知事さん」のような方。
パワハラ裁判官さんは本当にひどいものでした。目も合わせてくれないし話してもくれないし。すぐに感情的に。
―利用者の視点から家裁をどのように評価しますか?
3回調停をやったといっても、1回しか私は提起していませんよ。2回は向こう提起なんですね。それから、裁判官の方も、たとえ、審判でも「最近お子さんの様子はどうですか?」といった人間らしさとコミュニケーション能力が必要ではないかと思います。パワハラ裁判官さんは、少し幼稚でしたね。
私は、元夫と離婚後共同親権はとても無理です。そもそも、かわいいときだけ、「オレが面倒みたいから」といって連れて行ってしまいますよね。その繰り返しという、離婚後の秩序が構築できないというレベルからして無理だと思います。
なので法施行前に決まって良かったですし、ヒラソルの弁護士さんは訴訟法にも精通しておられるので、しばらくは安心して過ごせます。
また、調査官調査では、「わたしの言い分」が何も掲載されませんでした。このときは、ヒラソルの弁護士さんが立ち会ってメモをとってくださっていたので、調査官報告書自体の内容の不合理性を主張することもできました。パワハラ裁判官のいいなりの調査官報告書について、ヒラソルの弁護士さんは証拠排除の申立てもしてくれました。
また、やはりLINEなどSNSでの連絡もですね。最近は会社との関係でもLINEを教えないことが次第に普通になってきていますから。かなりプライバシー制の高いツールになって離婚した相手とLINEでつながるということも難しいのではないかと思います。わたしは、クッション機関を挟むことになりましたので、関係ありませんが。
