不貞の慰謝料請求で尋問を実施した事例

不誠実な同衾男に対して、送達を行ったうえで証人尋問を行った事例

ご相談の内容としては、某大手上場企業にお勤めの方から、お仕事を頑張っている中、不貞をされてショックを受けたという内容でした。相手方は、出身地などは特定できましたが、当初は住所の特定が難航した事例でした。

相手方の代理人は、僅少の金額を示し、訴訟はしないだろうと見透かすような内容の戦略でした。

そこで証人尋問を行い、尋問を実施しました。

結果、当初、裁判官から暫定的心証の開示を受けた金額よりも少し高い金額で和解できました。

証人尋問後に和解が成立しました。一般的に尋問が行われた後、裁判官の頭の中には判決ができあがりますから、そうしたものを前提に尋問後和解は比較的まとまりやすいといえるものといえます。離婚の慰謝料は、様々な事由から、直ちに別居できない夫婦もいるため、そうした点の立証をした点が良かったと思われます。

子育てサイトなどで素人の方を物色していたとみられる事案でした。

ポイントは、プライバシーにわたるものの、楽しみにしていた瞬間に不貞が発覚したことや、同種の判例を調べて証明の対象にしたことがあります。

示談段階では、依頼者からもよく判例リサーチがなされているとお褒めのお言葉をいただきました。

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