粘り強く有責配偶者からの離婚請求を協議離婚した事例
約半年間の協議離婚の交渉が実を結び,公正証書で離婚した事例
相談者情報
Aさん(男性)は,40代で有責配偶者と考えられました。
他方で,Aさんは,共同親権的な,多頻度の面会交流をBさん(30代)に求めていました。
両者の間には,こども2人(Cさん,Dさん)がいました。
有責配偶者からの離婚請求を前提とした離婚交渉のため,弁護士を入れたい。
AさんとBさんは,ある程度は,離婚協議を進めてきましたが,多額の離婚給付をBさんはAさんに求めていました。
他方,Aさんは,共同親権的な,月2~3回,宿泊付の面会交流を求めていました。
総合的な解決!
1 養育費については,双方の源泉徴収とBさんが育児休暇からの復帰をも考慮に入れた金額を提案し,合意にこぎつけました。
2 Aさんがこだわっていた面会交流については,「月に2~3回程度,子らと宿泊を伴う面会交流(金曜日の夜から日曜日まで)に加えて,テレビ電話での面会交流も認めてもらいました。
3 離婚給付は慰謝料や財産分与でそれなりの多額となりました。
ただし,不動産売却益で賄うことや分割についての支払をBさんに飲んでもらうことができました。
Bさんに不動産を使用貸借すること
Aさんは,こどもが成人になるまで,売却する不動産に代わる不動産を「使用貸借」するという負担を申し出ました。
これにより、金銭的負担はありますが,互いに近くに住むことが可能となり,多頻度の面会交流が実現できることとなりました。
弁護士費用
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