調停離婚・裁判離婚

離婚調停と仮定的心証

 こんにちは。  さて、ご離婚を考えられている方は様々なことを考えておられるのではないか、と思います。やはり生活費の負担が不安としてよぎると思います。  離婚調停にしても、先をみて裁判になった場合の結論を見通す力、「サキヨミ力」が必要になります。実は、交通事故や遺産分割事件では、こうした弁護士の「サキヨミ力」によって必要のない訴訟は行われないことが多くなっています。  ですから、調停をする場合においても、訴訟、審判も見据えて「イマ」の主張をする必要があります。  そして「サキヨミ力」からいくと裁判は硬直的な解決しか期待できない可能性が高まります。調停の方が柔軟に物事を決められるという「強み」があります。  こうして、弁護士とともにサキヨミをして、どのような解決が最も相応しいかを考える必要があります。  特に相手の人柄も考慮したりします。  弁護士をいれるメリットは仮定的判断、つまりは今、自分の置かれている正確な立ち位置を知ることができ、前提事実から仮定的心証を持ち、それを前提に協議することも考えておくことができると思います。そして、仮定的心証につき、現時点で調停委員を説得するのに、どのような情報が不足しているのか、どうした反論が良いのか、どのように相手にたまを投げるのが良いのか、作戦を練ることが大事ではないかと思います。  こうして、前提事実を固め作戦が決まると、主張に説得力が増してくる、と思います。弁護士も自信をもった説得をすることができると思います。  最近、法律相談の担当者を担当しましたが、私たちは、法律を聴かれた場合、関連法規を回答しますが、こうした作戦を一緒に練るという作業は法律相談の範囲ではできません。  いろいろな無料相談を回られている方もいるようですが、関連法規レベルの回答か、作戦レベルの回答までしてくれるのか、担当者によっても異なりますが、紛争解決の目的、戦術を示して、仮定的心証も話してくれる方を探されると良いと考えます。  

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