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名古屋の離婚弁護士のコラム:男性は家事労働の3分の1しか見えない

 名古屋の離婚専門弁護士のコラムです。  ご離婚のお話をうかがっていると、やはり男性は一生懸命仕事をしているのに・・・というお話をされる方が多いですし、女性は家事や子育ての大変さに加えて働いている方はそうしたことをお話になる方が多いと感じます。  さて、交通事故でも家事労働にも休業損害が認められるように、主婦は立派な職業なのです。  主婦の方は職業を聞かれると「主婦です」と答えるかもしれませんが、イタリアでは「カサリンガ」、つまり「家事の専門家です」と答えるのだそうです。なにか職業は「カサリンガです」といわれるとかっこよくみえますよね。  清掃の仕事をしている知り合いがいるのですが、以外と清掃一つとっても「手順」があります。  ですから、平均的な男性は、女性が家事労働のすべてをしていたとしても実際はその3分の1程度しか認識することができないといわれています。  例えば、トイレのハウスキーピング。  単に手袋をつけてトイレを掃除すれば良いだけ、と思いがちです。しかし、掃除の前に、洗剤がない・・・、タオルがない・・・、防臭剤は・・・、トイレブラシを前回捨ててしまっていた!という事態が起きます。そのうえ、トイレットペーパーとタオルの定期的な交換・その収納場所の配置まで考えると、結構大変です。  最近、男性がPTAに参加するようになり「チェックリストを作ろう」と言いだし不評を買う例があるようですが、女性は感覚的に「去年はこうだったわよね」「あそこにおくとラクよね」と維持・管理できてしまう、人が多いのです。  ということで、男性はトイレ掃除といわれても「ブラシで数分磨くだけ」という部分しか認知していない可能性が高いのです。  というわけで、男性には、家事労働の約3分の2が見えていないという面があるようです。現実問題、会社にいって外出している時間が長いので仕方がない面もあると感じます。  男性は目的やポイントがある話しをすることを求めていることが多いと感じています。少し味気ないですが、そうした特性に合わせて「やって欲しい家事チェックリスト」「維持して欲しい家事チェックリスト」を頑張って渡してみると、家事の分担が進み、円満に向かうかもしとれませんね。  円満調停を成立させたことがある私ですが、今後、細かくチェックリストをつくって遵守すること、というチェックリスト方式の調停条項を作ってもらおうかと考えています。