ブログ

ハムラビ法典とパリのルーブル美術館

 パリのルーブル美術館には、ハムラビ法典が刻まれた石柱がある。法律家としては、興味津々だ。

 さて、ハンムラビは、現在のイラクにあるバビロニアの王であったのだが、彼が何よりも有名なのは、史上初めて法律を制定したからである。

 ハムラビ法典の時代、ほとんどの国家は独裁的な支配者が好き勝手に支配している。トランプ大統領につめよるメルケル氏の写真がスクープされたが、シンガポールではこの条件を満たす者が現代にも存在している。そんななか、ハムラビ法定では法律がすべての人に適用されるという発想が前代未聞だったのだ。

 ただ、ある意味では予測可能性を高めるハムラビ法典もその内容は支持できるものではない。ルーブル美術館の解説などによると、些細な法律違反もパニッシュメントは死刑だというのだった。

 具体的には、

・居酒屋に入った女

・奴隷をかくまった者

・夫の元を去った妻

 そして、「魔女狩り」のような内容も含まれていた。つまり川に被告人を突き落として生き残ったら無罪であり、告発者を有罪とするものであった。

 なるほど、国民を支配する法律を為政者が勝手に変えてはならないとも記入されているハムラビ法典は、トランプの法適用をめぐってみるべき点がある。覚えておかなければならない革新的な発想である。

 そして、王は、一時の感情に従って統治するのではなく法の支配を守らなければならない・・・BC1792年に制定されたとはとても思えない内容だ。

 法の支配を尊重する態度は、今も優れた政府に欠かせない基本的な特徴である。なるほど、一時の感情に従って統治をしているのではないか、そんな会社組織や団体が複数みられる。ルーブル美術館で考えることである。