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明日へ向かう人ーショッピングモールの歌姫

半崎美子さんを取り上げたNHKが報道した「ショッピングモールの歌姫」。 アイチューンでも、死別を取り上げたサクラ~卒業できなかった君へ~が配信されています。また、楽しい日常生活の一節を描いた「お弁当ばこのうた。お弁当を渡すお母さんの心情が歌われています。 ショッピングモールを行きかう人々の中で歌を歌う歌姫。パン屋でアルバイトをしながらシンガーソングライター活動をつづけた苦労人だ、と報じられていました。 歌というものが華美で楽しくというイメージが強いのですが、ショッピングモールの歌姫は、死別、離婚、病気、障害、子育てなどをサイン会で吸い上げて、ファンの心に寄り添いそれをまた歌詞にして歌い上げていく。それに救われる人もいるという意味では、黒人音楽などの本当の役割を思い起こさせるものだろうと思いました。人々の声を受け止める誠実さに心を打たれます。 しかし、離れたところからエールを送るよりも並走する言葉を噤むのは簡単ではない葛藤も描かれています。 ショッピングモールの歌姫は決して悲劇を嘆くだけではなく、そこに、夢や明日に向かう気持ちが織り交ぜる点にウェイトを置きます。 「前を向く。それだけで辛いことが時にある」「それでもあなたは進むことをあきらめないで」 そう、未来はいま始まったばかり。