熟年離婚でお悩み

嫁・姑問題で離婚できるか悩んでいます。

 嫁・姑問題でお悩みの方の相談も増えています。  調停委員は、「嫁・姑問題」は「当事者の問題ではない!」と切り捨ててしまい話しを聴いてもらえないというご相談です。  たしかに、夫と離婚までしたいわけではないけれども姑と同居するのは絶対に・・・という場合があり、結局、その調整につかれた夫が離婚を申し出てくるというケースが少なくないかなと思っています。  しかし,夫婦が婚姻継続の意思があるのに、姑問題があるから離婚、というのは、切ない話しです。  法律上は、嫁姑問題だけで婚姻破綻事由になるわけではありません。しかし、夫が問題に無関心で不和の解消に協力せず、結果的に円満な夫婦関係の実現に努力する義務を怠った場合は、婚姻を継続しがたい重大な事由となります(横浜地裁平成7年9月以下不詳判決)。  夫としては、女性同士の問題もからみ関わりたくないといっていては離婚事由になるという判決もあります。つまり、夫には積極的に家庭内の円満を取り戻す努力義務があるものとの認定もあります(名古屋地裁岡崎支部判決昭和43年1月29日)。  嫁いびりが原因で妻が家でしてしまい、妻の家出を理由として離婚請求をした事案において、最判平成2年3月6日家月42巻6号25頁は、婚姻関係を破綻していないと認定して請求を棄却しています。  いずれにしても、姑問題は当事者間の固有の問題ではなく、外部から影響を受けて夫婦関係が悪化するというものです。つまり、一定の距離感を確保できれば夫婦円満に向けた修復が可能ではないか、と思う案件もあります。昔、堀場製作所の堀場氏が調停委員をしていたところ「積極的に離婚ばかりでは。円満もやってもらわないと困る」といわれたと著書で回顧されていますが、最近の裁判所は、円満に向けた努力というのが足りずに、少し生き急いでいる、進行を急ぎすぎているというような気がする、あるいは早い進行が適切ではない案件があるように思います。  

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