STEP:1 離婚調停の書類が届いた。

 訴状と異なり離婚調停は「普通郵便」で届きます。ですから「送達」という郵便屋さんからの手渡しもありません。

 

Q1 調停の呼び出しが来たらどうしたら良いですか

 一般的に離婚調停は申立人が準備に時間をとれるのに対して、相手方は寝耳に水に平日の木曜日の午前10時40分に出頭しなさいというような内容が書いてあることが多いです。

 

Q2 「訴え」られてしまったということですか

 難しいのですが調停は話合いの延長と考えられています。離婚訴訟は「訴訟」なのですが、その一歩手前の調停は、主に婚姻破綻、親権、養育費、財産分与、慰謝料、面会交流、財産分与、婚姻費用、その他特有財産などについて整理をしていきます。

 

Q3 調停は自分でやってもいいですか

 事案によっては弁護士をつけることをおすすめしております。特に、離婚訴訟事項である婚姻破綻、親権、養育費、財産分与、慰謝料に争いがありそうな場合は最初から弁護士をつけておくと良いでしょう。

 また、ご離婚のことをずっと考えているとビジネスパフォーマンスやこどものケアも怠りがちになります。そこで弁護士と一緒に解決すると訴訟になってもあわてなくて済みます。当事務所では、調停からご依頼いただいている場合は訴訟のご依頼にはお値引きの制度もありますので、お話合いの段階から多くの依頼をいただいています。

離婚調停って何?

 名古屋家庭裁判所に、離婚調停と婚姻費用分担調停を起こしますと、婚姻破綻、親権、面会交流、養育費、財産分与、慰謝料、年金分割、婚姻費用、嫁入り道具の返還、携帯の委任状の取り付けなど様々なことが一挙にできます。

 実は離婚届けで離婚を先行させてしまいますと、婚姻費用がもらえなくなってしまうばかりか、親権が無理やり決められていたり、その後結局、面会交流、養育費、財産分与、年金分割とバラバラに調停を起こさないといけなくなってしまいます。バラバラですと、書類の整理も大変ですし、それぞれに課題がふられ少し大変な想いをするかもしれません。

どんなとき離婚調停を申し立てたらいいの?

 離婚届けで離婚をすることを協議離婚といいます。主には、親権者、養育費くらい決めるだけで充分な夫婦はわざわざ調停はしないかもしれません。しかし、夫からの暴力やモラハラさんの場合で協議がまとまりません。

 なぜなら、「自分の価値観が常に正しく、それに反する価値観を常に間違っている」からです。

弁護士を依頼するメリット(遠隔地)

 離婚調停は裁判官が決めますが、相手方住所地で行います。そのため、夫が名古屋電機に勤めていた場合、夫が不倫をして東京のジパング保険に転職してしまいました。この場合、貴方としては離婚をしたいかもしれませんが、相手が東京にいるので名古屋家庭裁判所には調停を起こすことはできません。この場合は東京家庭裁判所に起こすことがあります。

 申立ての手続ですが、弁護士に依頼してもいいですし、裁判所で教えてもらうなどが考えられます。原則は婚姻ひっよう+離婚調停が多いように思います。

 

離婚調停って何をやるの?

 まず、調停委員のレベルを見ていきましょう。

 調停委員会は裁判官+調停委員2で構成されています。

 調停委員にも種類があります。

  :一般調停委員 普通の民間出身

  :弁護士、税理士、司法書士調停委員 資格者代理人

 弁護士等の調停委員は仕切りと論点を理解しているので、素早くゴールまでたどりついてくれますが、民間調停委員の場合、弁護士調停委員と比べると、仕切りはいまいちです。

 以前、私の依頼者に中央官庁出身者がいましたが、彼女の評価はこんなところでした。(いくつか手続を利用しました。)

  労働審判⇒裁判官、労使の代表とも良かった。

  労働局のあっせん⇒あっせんする人が労働法を知らない。

  一般家事調停委員⇒あっせんと同レベルで中央官庁だと左遷されるレベル

 一般の人もこんな印象を持たれるのですね。なお、調停委員は日当性ですからだらだらやることに利益があります。ですからまとまらない話しもあります。また、裁判官からなるべく不成立にしないで資料収集を頼むと号令がかかっている場合もあります。さらに、弁護士委員は、「少し」「怖い」「オジサン」というケースがあります。パワハラ調停委員やごり押し調停委員で困っていますという相談で、調停にいってみると弁護士調停委員のケースが多いですね。悪気はないのですが弁護士調停委員は「上から目線」の人が多いのが特徴です。

いざ離婚調停を進める

 離婚調停には当事者しか入れません。ですから、原則調停委員2名とあなたの合計3名ですが、調停委員は合意を目指しているわけではありません。ですから一緒に調停室に入りあなたの代わりに弁論をしてくれる弁護士は頼りになります。

 調停は合意を目指して話合いになりますが、婚姻破綻、親権、養育費、財産分与、慰謝料に争いがあると離婚訴訟までもつれこんでしまいます。

 特に、底地が夫の母親で、そのうえにローンの家がある、特有財産がいっぱいあるなどは弁護士をつけて調停でまとめた方がおとくということもあります。なぜなら、訴訟は硬直的な解決が中心だからです。

 ちなみに、夫と妻は交互に入りますので、同席することはありません。ただし、その日の調停の最後の時間に「宿題のチェック」をします。多くの裁判所ではこの場合同席としている場合がありますが同席が嫌な場合は弁護士が「宿題のチェック」に行きます。

こどもを預けられますか?

 

 近くに保育園はありますが一時的な預かりは行っていないようです。

 家裁の待合室にはベビーベッドもありますし、一部の階には障碍者用トイレもあります。

 名古屋家裁には託児所はありません。調停の前には、ご家族、友人、託児所などの一時預かりなどに預けておきましょう。

離婚調停は、将来を考える人たちのもの

 離婚調停をやっていると「揉めている」という印象もあるでしょう。ただ、現実には離婚後に自立可能な資金の準備という側面があります。

 

こんな人は離婚調停などで財産分与、解決金、養育費の話合いを!!

 

・実家に弟家族が住んでいて帰れない

・友人がいない

・アパートの敷金・礼金の準備をしなければ

・日常の生活費が足りるか分からない

このように、まずは、自分のキャッシュの額を確認しておきましょう。もちろん、最終的に資金の準備ができない場合は福祉事務所に相談して一時的に生活ほどを受けたり金銭的支援制度を利用できる場合があるかもしれません。

 

財産分与が決まっていればアパートの敷金・礼金は準備できるし、養育費は生活費の足しになる

 

 離婚をする際、「調停」は平日に開かれるため煩わしく、離婚届けで離婚と親権だけを決めておしまいというケースもあります。特に30代、40代の離婚です。お子さんが小さいため、養育費や面会交流に注目がいきがちです。

 でもシングルマザーとして自立するためには経済的余裕は「心の余裕」です。

 したがって、養育費、財産分与、慰謝料を含む解決金をきちんと決めましょう。また、こどもが大学にいくときに一定の金銭給付をしてもらうなどの約束することもありえるでしょう。

 実は、養育費などは、将来分までまとめて差し押さえることができ、夫が大会社を辞めることがあり得ないという場合はかなり養育費の支払いは約束されているといえます。

 しかし、「強制執行」といって、会社に代わりに払ってもらうためには調停調書か、公証人役場での公正証書が必要となります。

 

離婚調停ではそれぞれの部署でキーパーソンが違う

 離婚調停には、一般調停委員、弁護士調停委員、家事調停官(アルバイトの弁護士)、裁判官、裁判所書記官、家裁調査官の6名に加えて各当事者プラス弁護士2名です。

 ですから「なかなか調停の期日が入らなくて・・・」ともどかしい思いをされていると思いますが、8~10名のスケジュールを調整するので、なかなか決まりにくいのですね。

 ここからはたとえ話です。

 例えば部長係の場合です。部長は司法行政業務にいそがしいため調停にはあまり顔を出せないと考えます。そして、そのためアルバイトの家事調停官が配置されている場合があります。その場合、部長係でも家事調停官へのアピールが早く解決することになることもあります。また、裁判官以上に影響力のある弁護士調停委員もいます。その場合はその人に決めてもらいます。また、一般調停委員の調停のため漂流しているため調査官がヘルプに入ることがあります。その場合は、実態は調査官がキーマンになるでしょう。

調停でいいこと

 調停は離婚届けは報告的届出なので、示談の場合と比べると裁判官が離婚を宣言した時点で調停離婚が成立します。これに対して協議離婚は不受理願いなどが出ていて受理されないなど、おなかがきりきり痛む場面もあります。

 調停でもし合意ができたら、裁判官が読み上げます。実は調停調書は書記官が裁判官が述べた言葉を書いているだけの書類で裁判官の口で述べていることが大事です。ですからたまにお客様で成立のときに裁判官の発言を聴いていない方もいるのですが、書記官の調停調書は公正証書とは異なります。書記官は裁判官の発言を書記するのです。

弁護士を就けた離婚調停のメリット

 1、相手方が話合いに応じてくれないときに、離婚調停を話合いの場にできる

 2、弁護士が法的整理をしてからいくので、出たとこ勝負にならない

 3、冷静に話し合いをすることができる

 4、相手と直接顔を会わせないでも離婚の話合いが具体的にできる

 5、弁護士がいればごり押し調停や一般調停委員にあたっても、自分の請求が妥当か裁判所の考えも占える。

 6、こどものことは家庭裁判所調査官に結構関与してもらえる。

 7、離婚調停で決められた養育費などの約束は守られやすいし破られたら強制執行できる。

 8、弁護士がいれば、調停委員に媚びを売る必要がなくなる

離婚調停をするためには、別居が必要ですか?

9割くらいイエスです。

調停では、同居しながらの調停と、離婚を前提に別居を先行させる調停があります。

いずれにしても、「別居」はあらゆる意味で重要です。

1、有責配偶者か否かは別居時に決まる

2、別居の際にDVが起きやすい

3、別居をしていないと調停委員からまともに相手にされない

4、財産分与基準時となる

5、別居先によっては家賃がかかるのか

6、別居時に親権の問題に争いがあれば表面化しやすい

7、婚姻費用分担調停の提起の時期になる。

本人調停のデメリット

本人調停のデメリットは些細なことで折り合いがついておらず訴訟になるケースがあること

行政書士がアドバイスをして失敗したとみられるもの

どうしても、出たとこ勝負の調停で準備を全然していないで臨んでしまいがち

 

名古屋家庭裁判所での離婚調停なら名古屋駅ヒラソルの弁護士調停相談

いかがだったでしょうか。最近は、泣き寝入りを防ぐために、離婚と親権だけ決めてお別れというケースは少なくなっています。ここは名古屋ですが、東京では相続や離婚の場合は弁護士を選任するのが普通の感覚となってきています。特に調停は、裁判だという見解もありますし相手方に弁護士さんがついていると不安なお気持ちになるのではないでしょうか。離婚調停に詳しいヒラソルの弁護士に是非、ご相談ください。