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HOME > 離婚に関するニュースなど > シュシュのリポート―フランスのPACS、多様な婚姻を目指して

ブリュッセルに在住している青人と伊藤勇人弁護士のパースペクティブ

弁護士 :ベルギーでは同性婚は認められているの。
シュシュ:ベルギーでは、2003年に同性婚が認められて、2005年からは養子縁組もできるようになっているよ。叔父さんはフランスの立法で、特にPACSに関心があるんだよね。PACSはライトな婚姻制度だけど、1999年に制定されているよ。フランスは同性婚は認められたのは、2013年で、反対派による違憲審査請求まで行われたんだよ。だから全面的に支持というわけではないけど強行採決みたいな感じで実施されたね。
弁護士 :フランスでは2013年の改正で、「婚姻は異性又は同性の2人によって締結される」との条文が入ったんだよね(フランス民法143条)。
シュシュ:フランスは、オランダやベルギーのようにリベラル一辺倒というわけではないから、PACSによって同性カップルが可視化されて社会に受け容れられた点が多いらしいよ。あとは、フランスの自由、平等、博愛の精神に適合するからだと思うよ。
弁護士 :オランド大統領の公約でもあったんだけど、強い反対論を押し切る形となったんだよね。これは、「1人の父と1人の母」が、スローガンだったね。
シュシュ:欧米では受け入れられないと思う。現実にフランスでは、単身家族やステップファミリーが一般化していて、僕だって単身家族だよね。でも婚姻して何がよくなったんだろう。PACSとの違いが分からないなあ。
弁護士:2013年の法律によって、相続権、遺族年金、夫婦財産性、養子縁組、ステップファミリーなどの法的効果が新たに得られるようになったことが大きいかな。
シュシュ:でも、フランスは婚姻制度は岩盤的側面もあって、同性間でも近親婚は禁止されているし、共同養子縁組が可能なのも、婚姻当事者のみとされていて、家族と婚姻とを結びつける法制度を軟化させたわけじゃないんだよね。
弁護士:僕が、PACSに関心があるのは、性中立であるから。いわばパートナーシップに公的承認を与える仕組みだよね。ゲイなどLGBTの人の利用より、普通の男女の利用が多かったのも注目だね。若い人はPACSを利用して成熟したら正式な婚姻に切り替えるというのも、婚約破棄などを考えているとありなのかなと。日本の場合、婚約に公的な認証が何もないから、すぐに結婚となってしまうけど、PACSのようなステップが男女の結婚にもあっていいと思うんだよね。
シュシュ:パックスって契約なんだよね。日本語では、民事連帯契約と訳されるけれど。
弁護士 :2人が共同生活を送るために締結した契約を専用の公的登録簿に登録するもので、若い人たちに人気みたい。婚姻費用の取り決めができるほか、税制面で独身者より優遇され、一定の社会保障を受けられる。
シュシュ:叔父さんはリベラルな立場からもっとイージーな婚姻制度があるべきという立論だよね。でもパックスは、同性婚の導入反対が強かったので婚姻との差異を意図的に設けて、内縁保護が破棄院で破棄されてしまったので、同性カップルの生活保障が必要になったという消極的な目的から作られたんだよ。ベルギーにも法定同居制度があるけど、フランスは同性婚の前段階のイメージが強い。だから、ベルギー法制の研究も必要なんじゃないかなあ。
弁護士 :ベルギーの法定同居では、近親間での登録が排除されないし、友人2人での登録も可能だよね。
シュシュ:そうそう。だから、僕と叔父さんでも登録できるんだよ。
弁護士 :・・・。そう。まあ、兄と弟でも可能というようにはいわれるよね。でも、フランスのパックスでは、近親者間ではできないんだよね。また、フランスのパックスは性的な合意のあるカップルが利用されるものに対して、ベルギーは友人での利用も念頭に置かれているんだよね。
シュシュ:叔父さんのいうように、パックスやベルギーの法定同居は結構利用している人多いよ。男女間でもそうだし。だから婚姻や内縁以外のスタイルを求めるニーズがあるという叔父さんの見解はあたっているよね。婚姻を厳しい内容を相対化するというものだよね。
弁護士 :フランスでもベルギーでもあくまでパートナーは1人という前提はあるよね。ゲイに特徴的なポリアモリーという一夫多妻的な考え方は、フランスでもベルギーでも否定されることは、今後アメリカでの法制度でも参考になるよね。
シュシュ:うん。再婚とかのステップファミリーがいるから可能性はあると思うんだ。でも、アムールとは矛盾していると思うよ。僕もポリアモリーは賛成できないなあ。
弁護士 :日本でも難しいけどニーズはあるだろうから、どのような折り合いをつけるかだね。
シュシュ:日本では、同性婚に対する理解は難しそうなので、まずはパックスのようなもので様子見をする必要があるんじゃないかな。フランスやベルギーほど自己決定権や幸福追求権を重視しないもんね。
弁護士 :参考になりました。調べてくれてありがとう。
シュシュ:図書館いっただけだよ。あとアレックスのパパとママに聴いた。(笑)




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