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最近は、教育的価値観の不一致が離婚の背景にあることも多くなってきています。

もちろん育児を避けるため、早くから多くの習い事をさせる教育ネグレクトも存在しています。

教育虐待という言葉もあるものですが、こどもは憲法上、おとなに対して教育を施すよう求める学習権があるものと考えられています。
したがって、この学習権の濫用ということになるのでしょうか。

さて、離婚事由に「性格の不一致」とある場合、大人な対応の方はそれ以上はお尋ねしませんが、意外とこどもの教育的価値観の違いが性格の不一致になっているものもあるようです。

教育を受けたくても受けられず、マクロ的に教育的レベルの格差が生じているさなかで、他方、こどもが耐えられないくらいの教育を強いてしまうというのも問題というのも複雑といえます。
テレビでも、父親の価値観を強く受けた少女が野球に燃えて美談になっていましたが、本人が喜んでいればよいのでしょうが、少々、どうなのでしょうかと考えてしまいました。

青年会議所で教育ビジョンも考える委員会に所属していて、他の会員が、早くから幼稚園などに入れることは、社交性を身に着けることになるので良いことだ、という意見が多かったですが、幼児期の場合はむしろ人間関係は家庭が中心で、安心感と愛着的安定を与えた方がよいのでは、という意見を述べましたが、可愛い子には旅をさせよ、という人が結構多いようです。厳しいというか、世の中が厳しいのでしょうか。

最近、ずっと源義経の本を読んでいたので、まあ鞍馬に出され、その後も奥州に逃れ・・・ということを考えると、まあわからなくてもないのですが(意見には「元服」という言葉も入っていたのですが、たしかに日本では15歳で元服だったので、いろいろなベースラインを15歳で区別する現在の運用は歴史的根拠はあるのだろうかと考えられますが・・・ちなみに義経は、元服前は遮那王と名乗り元服は熱田神宮で行ったという説もあります。)

しかし、中国のように、少子化の影響で親が子供にそそぐ力や財力が増えたこと、社会全体が子供への熱心な教育に肯定的な雰囲気になったことが背景があるとまではいえないと思います。
多いのは、発達障害があるこども等に対して、定型発達と同じレベルにするための教育をするか、発達障害というでこぼこがある子はその個性を尊重することといったことや、親の外出の機会のために、学習塾を利用しすぎている点の方が問題のように思います。

したがって、教育虐待といえるようなものはないそうですが、最近、家庭裁判所の調査官はなんでも「虐待」にしたがるので不相当と思うときがあります。一例を挙げると小学校高学年に差し掛かろうとした場合において、識字ができないこどもに父親がドリルの勉強を教えたら、こどもが「嫌な心情を持った」などと述べていましたが、少々奇妙な議論が多いな、と感じられます。むしろ、何もしない方が「嫌な心情を持たれない」のだろうか、と疑問に思いました。

たしかに、「教育熱心な親」はいますが、現実、それが離婚の事由とならないようにしたいと思います。結局のところ、こどもを中心に考えれば、こどもの能力を伸ばす方法で、教育をしている人がいい教育、つまり肯定的にとらえると思います。

ところで、こどもは可愛いのですが、臨床的研究では、小学校3年生あたりから成績に差が付き始め、可愛くないといった心情を持つ親なども出てくると考えられています。そこで、できないと暴力や暴言を吐くということはあり得ることです。しかし、心理的には、なかなか成績が悪いと親はこどもに期待しなくなりますので、家庭内における児童虐待の原因になることはあるとしても、離婚事由になることまでは少ないと思います。特に、当地では、高卒も多くそれほど私立が充実していないので、学歴信奉が少ないといえると思います。

考えられるのは、15歳前後で勉強のスタンスは分けてあげる必要があると思います。幼児期から中学生くらいまではこどもは学習に受動的でしょうから親の後押しは必要でしょう。他方、高校生以上は自己責任が妥当する範疇も増えてくると思いますし、医学部に行きたい高校生や北海道で上京したい高校生などは朝から晩まで勉強することは普通にあることでもあります。

ただ、もちろんいろいろな教育観があると思いますが、良い親だなあと思ったのはこどもの興味関心を引き出そうとしている親です。おもちゃが落下するにしても「どうして落ちていくと思う」とか、ここら辺に物理の法則をさらっと教えてしまう親もいます。

ある親は、自分は苦労して医師になったので、志があるかどうかで決められるので世襲にする必要はない、やりたければ援助するし、遊びのための大学ならば働いてほしいと、さらっという人もいます。共通していたのは、どうしてそうなるかを教えていたことで、これは自分が学んでいなければできないことでもあります。

こういうタイプは意外とリベラルな自信家も多く、こどもはのびのびと育てればよいと考えている人もいます。他方、医師のようなタイプでも劣等感や否定的感情が強い人は、自分ができるのだから、どうしてできないの、となりがちで、こうした人は家庭だけではなく会社でもパワハラをしていることが多いといえます。

まとめると社会的地位が高くても、
①自己肯定感が強い人は、こどもの個性を重視しやすい
②自己肯定感が低い人は、こどもの個性を否定しやすく「自分」に合わせるために加重な教育を押し付けがちということです。

②に関連していうと、ある人は「私はバカだから」というのが口癖の人がいました。あるとき一緒に仕事をする機会がありその人の書面を拝見すると的確にデータの引用がされており、しかもあまり知られていないデータまで引用されていたので、本当は優秀なのでしょうが自己肯定感が低いため、廻りには「どうしてできないのよ!」とヒステリックになっていました。しかし、こういう人は、家庭の中では、ある種必要悪みたいなところもあります。本当に勉強しない人もいて、このままでは就職が危ういというケースですね。私は、人生では棚卸として、一度は真剣に勉強しないといけない時がある、というのが持論ですから、そのきっかけになるとは思います。こどもはとてもつらいと思いますが。

②学歴が低い親
このタイプの親の特徴は、自分の学歴にコンプレックスがあり、子供には同じ思いをさせたくないと考えていることです。
学歴が低く、その学歴に応じた職業に就いた親は、周囲と自分を比べて自分を卑下したり、コンプレックスを感じる機会は少なくてすみます。
例えば、夫と妻の学歴格差が大きいとき、夫のソサエティに妻がついていけない、というような場合に、高学歴者や教養の高い人に囲まれ苦しむタイプです。
自分の夢を託すような親は、こどももその夢を共有しているうちは幸せですが、そうでないと大変な軋轢を生むことになります。

2 家族の問題と教育虐待の関係

さて、「性格の不一致」の中には、教育的価値観の不一致というのもあります。例えば、青年会議所のある委員会では、ゼロ歳から保育園に入れるのが社交性を発揮するのが良いという意見もありますが、3歳くらいまでは家で面倒をみた方が健全な愛着を形成できるという意見があれば、おそらく教育的価値観は合わないでしょう。

また、見栄のような心情からインターナショナルスクールや私立小学校に入れたがる人と、いろいろな育ちの人と揉まれるのが良いと考える人とも意見の相違があるといえます。

しかし、いずれにしても「こどもの最善の利益」に光をあてて、考えてほしいものです。

特に、否定的な行動をして、勉強をみにつけさせても、それを将来発揮したいとは考えないでしょう。あるこどもは私に「自分の将来の目標ってまだ決まっていないんだ。でも可能性を高めておきたいから難しい私立を受験しておく。目標もないのにおかしいかな。」と話してくれた子もいました。また、目的をみつけたら、それに沿った勉強をしている人はたくさんいます。両親には、その良き理解者になって欲しいと思います。

間違っても、小学校受験に熱心な親に叩かれながら勉強している幼稚園生、なんてことにならないと思います。
私立の小学校は、親のリテラシーもみられていますので、こどもに無理を強いても困難はあります。
親教育の必要性が唱えられているのですが、この幼稚園児は、「何でできないのって怒られたけど、自分でも分からなかった。」、「できなかった自分が悪かった。」と話しました。

3 まとめ
 離婚をするとき、お子さんの将来は話し合ってほしいと思います。金銭的に節約するため、一方的に私学や下宿は認めないと通告する人もいますが、名古屋の場合、私立大学は充実していないので、就職や目標などを、お子さんが話しをしたがっているときは常にそれを傾聴してあげてほしい、そう願います。




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